あなたの「得意分野」を活かした生業が「適職」。あなたの「魂の使命」を表現した仕事が「天職」。
私は、「仕事」(いわゆる「職業」ですね)には
『適職』と『天職』という2つの概念がある
と考えています。
★『適職』とは、自分の特性にうまく従って「自分が得意でできてしまうこと」をベースにした職業
★『天職』とは「自分の才能を使って世の中に貢献すること」をベースにした仕事
『適職』は、この物質世界で「実際に収入を得て生きていくため」の生業(なりわい)。
そして『天職』は、実際に収入が発生するかしないかには関係なく、「その人の才能が誰かに多大な正の影響を与えることで発動」する、ほぼほぼ「徳が積まれていく」仕事ですね。
ごく稀に、とてもラッキーなことに、「天職=適職」のまま活躍できる幸運な方もいます。
しかし、この世の中のほとんどの人は「適職」で生きているパターンが多い。
例えば、私は「適職」=この物質世界で「実際に収入を得て生きていくため」の生業として、自分の特性や得意分野の知識・技術を使って特許関係のお仕事をしています。
人によっては、その分野が「金融」であったり「教育」であったり「工業」「産業」「物作り」「商業」であったりと、様々ですよね。
逆に、私が「運の研究」をしているのは、これは完全に『天職』として「(実利計算抜きで)自分の才能を使って世の中に貢献すること」を実行したいから、です。
「自分の才能を使って」と書きましたが、私も自分が「まだまだである」ということをしっかりと自覚していますし、
世の中「上には延々と上がいる」ものです。
この「運の研究」が「自分の才能」と呼べるのかも、いまだにわかりません。25年の歳月を費やしていますが、全てが「模索中」「学び中」「構築中」ですし、今後もこの「模索」「学び」「構築」は続いていくはずです。『天職』には「終わりがない」ですから。
よく「ジャミ―ロさんは、なぜヒーラーやカウンセリングやコンサルタントをやらないのですか?」と聞かれるのですが、
これがその理由です。
私自身が、「運の研究」というものを『天職』=「自分の才能を使って世の中に貢献すること」をベースにした仕事であると思っているから
です。
お金のためじゃなくてね。
もちろん、「適職」=「天職」で生きることが出来る人は、とても素晴らしいと思います。
「自分自身の才能」をよく理解し、その才能を「完全燃焼」し、世の中の多くの人に影響を与え、なおかつそれがしっかりと現実社会での「収入」となる。
それはもう、確かに完全な「理想形」なのかもしれません。
私が「適職」=「天職」で大成功している人を考えてみると、例えば、
メジャーリーガーの大谷翔平選手や、タレントの所ジョージさん、映画監督・タレント・俳優の北野武さん、建築家の安藤忠雄さん、
海外でいったら、ハリウッド俳優のトム・クルーズさんや、ハリソン・フォードさん、歌手のレディー・ガがさんや、アーティストの草間彌生さん、
などがパッと思い浮かびますね。
でも、もっと大切だな、と感じているのは、自分自身を含めた「一般の人々」のことです。
有名人に限らず、一般の人々の中にも、しっかりと『適職』=『天職』で生きることができている人達もたくさんいます。ここが一番大事です。
子供の頃から教師になりたくて夢を叶えた人、ある時期に人助けに目覚めて療法士になった人、絶対に入社したいと思って入った会社で完全燃焼できている人、ずっと子供に愛情を注ぎたくて子宝に恵まれた人、それこそ、先ほどのように、ヒーラーの力や使命に目覚めた人、カウンセラーやコンサルタントを『天職』だと思って仕事に邁進できる人。
とても素晴らしいと思います。
一方で、
『適職』+『天職』で、上手に使い分けている人の例としては、例えば
「グレート・ジャーニー」で有名な、医師で冒険家の関野吉晴さん(医師が『適職』、冒険家が『天職』ですね)
スピリチュアル・カウンセラーの江原啓之さん(この方は、なんとスピリチュアル・カウンセラーが『適職』、オペラ歌手の方が『天職』です)
作家の村上春樹さん(この方も、実は作家が『適職』で、『天職』はランナーなんです。意外ですね。)
元フジテレビアナウンサーで弁護士の菊間千乃さん(この方はアナウンサーが『適職』で、弁護士の方が『天職』です。『適職』と『天職』が「別々の分野」ですが、どちらからも「収入」を得ることができているタイプです。)
などではないでしょうか。
先ほどお話した通り、
『適職』が(自身の特性や強みを生かすものであるといっても)現実社会で「収入を得る」ことがベースとなっているのに対し、『天職』は、「お金になる場合」と「お金にならない場合」に分けられます。
しかし、『天職』は、あくまでも「自分の才能を使って世の中に貢献すること」をベースにした仕事です。
その「自分の才能を使って世の中に貢献すること」によって、自分自身の魂も満たされる。持って生まれた「宿命」が最大燃焼されるためのもの。同時に「徳」も積まれる。
そして『天職』は、それが具体的に社会に向けられた「職業の形」をとっていたとしても、個人の「趣味」や「楽しみ」として発揮されたとしても、その「価値」は両パターンとも同等です。
ちなみに、
★『適職』=『天職』で生きている人
と
★『適職』+『天職』の組み合わせで上手に生きている人
と、の比率は
2:8
くらいだと思われます。
やはり、この世の中のほとんどの人達というのは、『適職』と『天職』を組み合わせてバランスを取りながら生きている場合が多い。
そして、『適職』『天職』のどちらを活かすためにも、やはり
本業の大切さ
というのがクローズアップされてきます。
『適職』=『天職』として生きている人にとっては、『天職』がほぼそのまま「本業」となります。
『適職』+『天職』を組み合わせてバランスを取りながら生きている人にとっては、「本業」=『適職』あっての『天職』です。
私が「運の研究」を25年間もやってこられているのも、特許分野の確固とした「本業」があるからこそ、です。そして私は「本業」を愛しています。
どんな冒険も、開拓も、挑戦も、心機一転も、「ある程度の安定(本業)」がベースにあって、そこから少しづつ羽ばたいていったり、積み重ねて行ったり、方向転換していく方が、先に広がりやすい。
そして今現在「本業」がない、という場合でも、それはそれで大丈夫です。
私達の宿命には、
『適職』と『天職』という2つの概念がある
ということに気づいてもらえるだけで、
あなたの潜在意識がまずは『適職』を引っ張ってくることでしょう。
うすうす自分の『天職』に気づいている人は、まずはその『天職』が『適職』となりうるのか(「収入」に変換され得るものなのか)ということが、徐々に自分でわかってくるでしょう。
その時、自分のタイプは
『適職』=『天職』型なのか
『適職』+『天職』のバランス型なのか
が、なんとなくわかってくるはずです。
なお、特に多くの人にとってベースとなる『適職(「収入」に変換され得る仕事)』ですが、
その方にとって、だいだいどのような分野や方向性で『適職』を選ぶと、収入になりやすい、財に繋がりやすいのか、ということが、
長年「運の研究」に携わっていると、わかるようになります。
私が「特許」の他に「才能」をテーマにした分野に関わっているのも、そのためです。
ちなみに、『天職』の部分で「収入とは全く関係のないところ」で「フルボランティア・サイト」などを立ち上げられて、
「フルボランティア活動」で沢山の方々に「愛」をお届けされ続けている稀有な人たちから、私も多大な影響を受けてきました。そしてそれは「本業がある」からこそできること、ということも、学ばせていただいてきました。
どのような『適職』であっても、またどのような『天職』であっても、
「持って生まれたもの」を完全燃焼・フル稼働させて生きていらっしゃる方々には、本当に頭が下がる思いです。
『適職』と『天職』という2つの概念。
是非覚えておかれてください!
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