みなさん、こんにちは!
今日も、引き続き
【誰も知らない『運と才能の秘密』】シリーズ・第4弾です。
自分に起こる「成功」と「失敗」の「パターン」を即座に見抜いて、最も効率的に成果を実現する
『パターン認識能力』
のお話です。

「パターンに認識能力」とは、
規則性のあるパターンの中から、異なるものを抽出して認識する能力
のことです。
この世界は、実に様々な情報や事柄に溢れかえっていますよね。その、溢れかえる情報や物事の中から、ある共通した「規則性」や「類似性」(場合によっては「規則のある」非類似性)を即座に見抜いて、パターンをみつける能力のことです。
この「パターン認識能力」に優れていると、一見同じように見えるものの中から、スピーディに必要な情報だけを抽出したり、逆に間違いを見つけることができるため、選択や決断や危機管理の場面で大いに役立つ能力なんです。
そして、この「パターン認識能力」は、学校での勉強や受験勉強、会社での日々の仕事や、日常での事故・危険回避に至るまで、私達の人生全般にわたって非常に役に立つ能力なのですね。
代表的なのが「IQテスト」で測定できる「認知能力」としてのパターン認識能力です。
IQの高低は、パターン認識能力の高低であるとまで考えられています。IQが高いといわれている人達は、このパターン認識能力が優れているというわけです。
IQ高い人は頭が良いといわれる理由の一つとして、IQが高い人達というのは論理的な思考が得意です。全ての物事をロジカル(論理的)に考えることができるため、普通の人が難しいと感じることでもスムーズに問題を解決していくことができます。
また、IQが高い人達の集中力は非常に高く、目の前にある物事や課題一つ一つに全エネルギーを注ぐことができます。複数の問題に同時に取り組むようなマルチタスクではなく、問題を「一つづつ」「高速で」解決していくのです。
そのため、普通の人だと相当な時間を要してしまったり、マルチタスクで脳が疲労してパフォーマンスが下がってしまうこともなく、課題や問題を短時間でクリアできてしまうのです。
集中力が高い故に、周囲に溢れかえる情報に惑わされることもなく問題に集中できます。そのため、結果的に最適な答えを短時間で見つけ出してしまうことが可能です。そして論理的思考が得意であるからこそ、「規則性」「法則性」を伴った「パターン」を認識する能力にも長けているわけです。
「IQ」とは、また「物事を抽象化する能力」とも密接に関係しています。
先ほどお話したように、「パターン認識能力」とは、いかに「規則性」「法則性」に気付くかどうかがカギとなってくるものですが、例えば、ある知能検査で「人間の頭と腕の関係は、枝と何の関係に例えられるでしょうか」という問題が出されたとします。この場合、頭と腕がどういう関係に例えられるか、ということだけを抽出して、それ以外の頭や腕に関する詳細な情報(例えば、皮膚の色、頭や腕の長さ、髪型、腕を覆っている服や装飾品の有無・デザイン等)は排除する必要があります。
あくまで、その情報のポイントになる最も大切な部分だけを抜き出す、そして、その「最も大切な部分」が他の物事にも適用できるかどうか、更に他の物事の中も存在していないかどうか、にフォーカスする思考法ですね。これが「抽象化」です。要は「対象から注目すべき要素を重点的に抜き出して他は無視する思考法」です。
こういった「抽象化する能力」が、「規則性」「法則性」に気づく「パターン認識能力」とセットになって、私達の思考力-特にIQに特化した「認知能力」を形成しているのです。
なので、例えば物理や数学などの理系分野というのは、実際に最も抽象的な思考と関わっている分野なのですね。
(*ところで余談なのですが、小学校・中学校時代に「算数」や「理科」の授業が好きだったり得意だったりした人が、高校以降になって急に高等数学や物理などの「理系科目」に苦手意識を持ち始めてしまうという逆転現象の原因の一つは、この「抽象化」にあります。小学校・中学校時代の「算数」や「理科」の内容というのはより「具体的」で「実学的」なんですね。算数の計算や文章問題にしても、理科の実験や化学・生物・地学に関連した内容にしても、テーマがより「具体的」なんです。高校や大学の授業で「化学」や「生物」が得意でも、数学や物理に苦手な生徒さんはたくさんいます。「数学」や「物理」ではより「抽象的」な思考が求められるため、「抽象的な思考法」が訓練できていないと難しく感じるわけです。)
IQに関しては、「運とIQ・EQとの関係」のテーマで、このブログでも何回かに分けてお話していますので、まだ読まれていない読者の方がいましたら、是非読んでみてください。
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更に、「IQとしての認知能力」と対照的なのが、「EQ」としても知られる「非認知能力」ですね。
「非認知能力」とは、感情をコントロールしたり、ストレスを自分で軽減させたり、物事を前向きに捉えたり、粘り強さを持って努力したり、人間関係で共感力を発揮したりといった、脳の機能で認知できる知覚能力とは別の能力です。
これに、問題解決能力や臨機応変さといった「PQ」が加わって、私達は「IQ」「EQ」「PQ」をバランス良く備えた存在として生きていくことが可能となっていきます。
私達が自分の持つ能力や才能を発揮していく時、この「IQ」「EQ」「PQ」をバランス良く高めていくことが大切なのはもちろんなのですが、
まず自分の「能力」や「才能」を見つるための初期の段階では、この「IQ」に関連する「パターン認識能力」を特に意識して、今まで以上に高めていく心構えが大切になってきます。
なぜかというと、最初に「能力」や「才能」を見つけるにしても、その後にその「能力」や「才能」を発揮していくにしても、
その両方のプロセスにおいて、
自分に起こる「成功」と「失敗」の「パターン」を即座に見抜いて、最も効率的に成果を実現する
ことがキーポイントになってくるからです。

【自分に起こる「成功」と「失敗」の「パターン」を即座に見抜いて、最も効率的に成果を実現する】
「パターン認識能力」が高まると、自分の人生全般におこる「成功」と「失敗」の「パターン」を即座に見抜くことができるようになります。これは学校の勉強でも受験勉強でも、就職活動でも転職活動でも、実際の仕事の場面においても同様です。
自分の人生全般におこる「成功」と「失敗」の「パターン」を即座に見抜けるようになると、各場面で、より自分にふさわしく有利な選択、判断、決断ができるようになるため、それだけで自分の全体的な運の良さも上がっていきます。物事が自分にうまく働く要素が、それだけ増えていくからですね。自分にあった環境、分野、やり方、人間関係等の条件がそろってくると、あなたが取り組んだり関わっている物事が最も効率的に運んでいきます。
その結果、当然ですが「失敗」の確率も低くなっていきます。
自分の「能力」や「才能」を見つける時、それを伸ばす時も同じです。
「才能を見つける」ということは、自分自身の中に組み込まれている「プログラミング」を解く、ということです。
また同様に、
「才能を伸ばす」ということは、その見つけた自分の才能を、更に上のレベルへと「再プログラミング」する、ということです。
その自分自身の「プログラミング」を解いていく時に、
また更に上のレベルへと「再プログラミング」する時に、
先ほどの「パターン認識能力」と「抽象化」で、自分自身の最も大切な部分を抽出し、どの部分が自分自身の「オンリーワン」なのかを、自分自身で振り分けていくわけです。そうして自分自身がオンリーワンでいることが可能な「能力」や「才能」を見つけ出していくわけです。
いいですか?ここでは「ナンバーワン」の概念なんて無視してください。
自分の「能力」や「才能」を見つけて発揮していくのに必要なのは「オンリーワン」の概念です。
以前のブログでもお話したように、私達一般人が目指すべきなのは、「天才性」ではないんです。自分の「能力」や「才能」を世の中に生かして「貢献」しつつ、自分自身も満たされて幸せになる。以前にもお話しましたが、「能力としは『コア』の部分である『天才としての才能」ではなく、「コア以外の全ての『技術的な才能』である『秀才的な才能』」、これを目指すねきなのです。それには、ナンバーワンではなく、あなたしか提供できない価値のある「オンリーワン」になることが大切なのですね。
これは、一握りの天才の人達だけではなく、私達誰もが目指せる境地です。
自分で人生をプログラムする⇒才能を見つける、生かす、貢献する、輝かせる、WIN-WINにする
ですね。
そして、それには、
①先ほどの「パターン認識能力」プラス「抽象化」の思考法をマスターしていくことが大切
②同時に、冒頭でお話したように、私達が自分の持つ能力や才能を発揮していく時、この「IQ」「EQ」「PQ」をバランス良く高めていくことが大切
更に、①と②を実践できるようにするために
③「自分で考える」クセをつける(思考停止はダメ)
ということが大切ですね。
自分で人生をプログラムしていく、ということは、大変な反面、かなり面白いことにも沢山恵まれます。例えば、初期の段階では、私達に学歴がない、社会的な基盤や地位がない、人脈がない、お金もない、という状態であったとしても、なんだかんだ言いながら、そんな私達に手を差し伸べてくれる人は実際には現れます。結果的に仕事を頼んでくれる人もいます。こんな私達のことを「面白い」と思って接してくれるくれる人も、実はこの世の中にはいるんですね(多くの人が、このことに実は思い当たるはずです)。
いろいろな人たちと出会いながら、「思考停止」することなく自分なりちゃんと考えて行動に移していくと、チャンスが訪れる頻度は上がっていくんですね(これは私自身にも実体験がたくさんあるので断言できます)。
ですから、当然「頭を使う必要」がでてきます。
今の自分のレベルでいいから「パターン認識力」や「抽象化」を意識していく、
今の自分のレベルでいいから、持てる「IQ」「EQ」「PQ」を駆使することを意識していく、
そうすると、「今までこの発想はなかった!」という時点まで、自分自身を高めることができてきます。これが更にあなたの脳に快感を与える。
私がこのブログでよくお話している「フロー状態」にも入りやすくなる脳の状態に、自分を持っていくこともより容易になります。
(*このブログ自体のトピックが、既に「抽象的」なものが多いのはそのためですし、もちろん「抽象的」に説明しつつ、実際にはとても「具体的」なものになっているはずです。それは、これから「実践」していくための布石を敷いているからなのですが。。)
よりアイデアや発想も豊かになっていきますし、とにかく、日常が、人生そものもが見違えるように「楽しく」なっていくはずです。

【『世界中が変わっていく時に、自分は何ができるのか?』という視点で、あなた自身を大切にする】
自分の「能力」や「才能」を見つけてそれを更に伸ばしていこうとする時、世の中への「貢献」と自分自身を生かしているという「幸福感」の両方を意識することが大切、と、このブログでずっとお話していきていますが、
特にここ数年は、その意識が特に大切なのではないかと思います。
例えば、今はコロナで世界中が大変なことになっていますよね。コロナ以前の世界と、今後のコロナ後の世界では、価値観が一変してしまっている可能性も否定できません。個人の学業や仕事や生活全般のレベルから始まって、グローバリズムがどんどん進んでいたコロナ前の世界が崩壊し、今後グローバリズムが縮小してローカリズム(その国や地域への意識が高まる「地域化」)へと移行するかもしれない状況など、私達を取り巻いている環境や状況が激変しています。
そんな時、この大変さをどう乗り越えていくのか。乗り越えながら、こんな時代に、更に私達の「能力」や「才能」をどう見つけて伸ばしていくのか。もはやこれは、私達人間の「知的体力」の問題にも関わってきているんですね。
そんな、世界中が変化してきているその真っただ中に「自分はなにができるのか」ということを常に考えながら、意識的に日々を過ごしてみましょう。

【編集後記】
最近、
「大器晩成型」
の成功者について興味を持って調べています!
どこかの段階で「大器晩成型」の人達の成功の秘訣や生き方を、このブログでまとめて考察してみようと思っています。
個人的に、「大器晩成型」の成功者や実力者の人達に共感することがとても多いからです。
「大器晩成」と言うからには、現在活躍されている大器晩成型の成功者や、歴史上の大器晩成型の成功者の方々はみな、それ相応の年齢を重ねている方々が多いのですが、
やはり、順風満帆な方は少なく、相当の苦労を経験していたり、何度も逆境を乗り越えてきていたり、大きな失敗を経験していたり、何といっても深く悩んだりしてきているというところに、人間性の高さを感じさせるからです。
また、人間性が高いのに、そういう「泥臭い」ところが共存しているところがとっても人間らしく、私にはすごく魅力的に見えるんですね。
個人的に尊敬している「大器晩成型」の成功者の例は、
41歳から始めた執筆で大作家になった松本清張。
60歳で「ケンタッキー・フライドチキン」のビジネスモデルの原点を作ったカーネルサンダース。
71歳で全国を測量して回って「日本地図」を完成させた伊能忠敬。
です。まだまだたくさんいるんですが。。(笑)。
自分の現在の年齢や経歴なんて、まったく関係なしにいつでも再チャレンジできるような勇気をもらえます!
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