【フローマスター】幸運の流れを自ら発生させてコントロールできる人達のお話

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この世の中には、どういうわけか、自分の思い通りに生きられている人、とうのが一定数存在しています。はたから見ていてあまりにも不自然なくらい次々と夢を実現していったり、目標をスルスルと達成していったりしている人達です。何も海外のセレブのような、そういった「大成功」の仕方だけを言っているのではありません。もっと日常の生活に落とし込んだ「身近」な成功を次々と達成している人達です。

みなさんも不思議に思ったことがありませんか?

「あの人はなぜいつもうまくいくのだろう」と。

この「運のよさ」は、本当に小さい些細な事柄から、結構大きなことまで実にいろいろです。

あと、こういう人達に限って言えるのは、その「運のよさ」に支えられて彼らの目が達成されていく頻度の高さとスピードの速さです。人によってはそのスピードが尋常ではない速さなのです。

普通の人が1つの目標を達成していく間に、こういった幸運な人達はもう10くらいの目標を次から次に達成していて、更にその次のステージに向かっているのです。印象としては、まるで螺旋状にグングン上昇していくような感じです。それもとにかく「楽しそう」にやってのけているわけです。努力はしているのだけれど、全く苦しそうな素振りがない。

こんな人達には、当然ながら、「意味のある偶然の一致」が頻発しています。いわゆる「シンクロニシティ」というやつです。運に味方されてどんどん物事がうまく進んでいくこのような人達に起こる、この意味のある偶然の一致は、そのほとんどが本人にとって「嬉しい」情報を含んでいます。

それは今まさに必要としている情報であったり、誰かからの具体的な援助であったり、それこそ臨時収入であったり、これから行おうとしてる物事を何等かの形でサポートしてくれる要素が満載の「偶然の一致」です。それも本人にとってのみ「意味のある」、他の人にとってはそれが何の意味もなさないか、または他の人が同じ偶然で同じようにうまく物事を進めようとしてもそれができないようなものです。

この「意味のある偶然の一致」は、最初はとてもシンプルな形で始まります。ちょうど必要としていた情報が、たまたま手に取った雑誌に克明に書いてある(それもパッとめくって出たそのページに)とか、連絡を取ろうと思っていた人から偶然にも電話がかかってくるとか、狙っていたポジションがあなたを待ってました、とばかりにちょうど空く、とか、単発で起こるのです。

その時あなたは、なぜか非常に心地よく、「正しい時に正しいことをしている感覚」になるでしょう。この単発で起こる「意味のある偶然の一致」に素直に従っていくと、今度はその頻度が更に増してきて、束になってシンクロニシティが発生し出すようになります。本当に芋ずる式に、です。それが次々に繋がっていき、やたらと幸運な出来事が増えていきます。そのうち、それが日常の些細な望みであっても、自分の具体的な目標や夢であっても、その具体的な目標を後押しするような出来事まで頻発するようになるのです。

こうなってくると、その本人は一種の無敵状態に入ります。おもしろいように物事が滞りなく進み、必要なものが次々と手に入り、それをサポートしてくれる人が現れたり、行き詰っても、そこで意外なヒントが意外な場所からもたらされたりするようになります。

こうして、目標が次々に達成されていく最中でも、「意味のある偶然の一致」であるシンクロニシティは更に起こり続けていきます。こうして次の目標達成に拍車がかかり、その人の幸運には更に拍車がかかっていくわけです。当然、目標達成のスピードが桁違いに上がっていきます。

これを、意識的に、または無意識的にできる人達がいます。言い換えると、この「意味のある偶然の一致」を自分で発生させることができる人達です。私は彼らを「フローマスター」と名付けています。

先ほども言っていますが、彼らはいずれも世界的な成功者ばかりではありません。本当に私たちの身近にいる、ごく普通の人達の中にも存在しているのです。それも、決し大勢ではありませんが、それでもある一定数いるのです。

それこそ学生さんであったり、主婦の人であったり、経営者たちばかりでなく、サラリーマンである人もしますし、芸術家の人達や音楽家、有名になってくれば、それこそテレビでよくみかけるような有名人の中にもこういった人達は存在しています。

彼らには共通するある特徴がありますが、これに関しては「フローマスター」のテーマで今後どんどん書いていこうと思っています。私たちには、この「フローマスター」になることを目指す価値があります。「なる」というより、フローマスターであることを「習得する」と言ったほうがいいかもしれません。

ただ、ここに気を付けなければならいことがあります。こういう「運」に味方されたような人達は「2種類いる」とうことなのです。一件表面上は、どちらも同じ「フローマスター」に見えるのですが、私のようにずっと「運」について研究してきていると、「フローマスター」とは似ても似つかぬ、(残念ながら)悪魔のような存在を発見してしまうことがあります。

「フローマスター」は自ら意味のある偶然の一致を引き起こすことができ、なおかつ自ら「運」をコントロールできる人達です。シンクロニシティもある種の「エネルギー」であり、彼らは「エネルギー」を自由にコントロールできる、言い換えれば「エネルギー」を自分たちで作りだしたり増幅させたりできる人達です。

ですから彼らの内面や周りには非常に「善き」オーラのようなものが流れています。しかしこれと反対に、実はこの「エネルギーを奪って」自分の運の向上に充てている人達が存在しています。彼らに奪われる「エネルギー」とは、それこそ運であったり、場合によっては「能力」や「才能」であったり、健康を司る「生命エネルギー」であったり、時には「魅力」や「人気」であったりもします。

要は、「エネルギーのあるところ、溢れるところから奪う」ことが日常化している人達です。こういう人達には、奪ったエネルギーにより、まるでフローマスターのように次から次へと運に味方されているような現象が起こります。

「エネルギーの法則」をまだ理解していない人が端から見ていると、まったく区別がつかないのですが、実はこれは大変恐ろしいことです。こういった人達は、最近ではよく「エナジーバンパイア」などと呼ばれているようですが、その数は本当に多く、また奪っているのは「エネルギー」だけではないことがわかってきています。

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シンクロニシティやフローの観点からは、彼らは個人にたまたま起こる意味のある偶然の一致や、フローマスターたちが華麗に起こしているシンクロニシティの束、その場に流れている「うまくいきそうな気」や世界的に上昇しようとしている幸運を、エネルギーを奪うのと同時にことごとく破壊して塞き止めてしまいます。

「フロー」にしてもそうです。「フロー」とは「流れ」という意味ですが、フローは物事が落ち着くべきところに落ち着き、様々な障害が消え去り、チャンス、時間、お金、情報といった必要なものが全て必要な時にタイミングよく手に入ったり、適切な場所で適切なことをしているという強い感覚を伴って、物事がスムーズに進みながらどんどんそのいい状態が展開していく流れのことであり、意味のある偶然の一致であるシンクロニシティが束になって発生しだして、そのままフロー状態へと展開されていきます。

よく興味のある物事に没頭しているときに、時間を忘れて集中してしまい、気づいたら時間の感覚もなくなったまま、大きな成果を上げていた、それも素晴らしい満足感を伴って、ということがありますが、あれが「フロー状態」でもあります。この「フロー」を、先ほどの「エネルギーを奪う人達」はことごとく壊していきます。「奪った上で、他の善い流れを破壊していく」わけです。

そうしながら多くの物、本来、誰かが自分の力と努力で正当に享受するはずだった成果、能力、満足、地位、お金、人間関係などを、ことごとく奪っていきます。「運を奪う人」は本当に傍目には凄くうまくいっているように見えます。ただ、こうしたことをずっと研究してきた私から見ると、こういう人達の「輝き方」はどこか不自然で人工的であり、お会いしてから人によって多少の時間差があっても、ほぼ100%の確率で「奪う人」であることを見抜くことができます。幸運を自らコントロールして、場合によっては関わる人までも一緒に「幸運にしてしまう」力量を備えたフローマスターたちとは、まったく正反対の生き方なわけです。

「運」を研究している観点から言うと、こういう人たちが「運を奪う(エネルギーを奪う)」のを安易に許してしまうということは、本来非常に危険なことです。

巷の自己啓発書やカウンセラーの方々はよく「自分も許し、相手も許そう」「許せない相手を許していきましょう」とか「許すことが自分自身の解放につながります」などと説かれています。確かに、カウンセリングの分野では、「許す」ということは自浄効果にもなり、怒りや悲しみへの執着を防ぐことができるので、心理的には大変効果的ですし、本人の気持ちは楽になります。

しかし、エネルギーの動きを理解して、運をコントロールしていくという分野に限っては、「奪う人を許す」ということはご法度です。なぜなら「奪う人を許す」のは「奪う行為を許す=奪う行為を認める」ということにつながるからです。

先ほども書きましたが、「許す」ということ自体はとても大切です。世界的に見ても、私たちはまだまだ「性善説」で生きている部分が多いのです。人は間違いを犯すこともあるし、誤解することもあるし、まだ実力が足りずに時が熟していなかったり、時には嫉妬したり、いろいろいな要因で、「一時的に」自分にも相手にも不本意な状況を作り出してしまうことがあるからです。でも多くの場合、思い直したり反省したりして、再び前向きに捉えるようにもなります。

しかしこの「エネルギーを奪う人」に限っては底無しの状態です。私は多くの「奪う人」を見てきてその傾向がわかってきましたが、エネルギーを奪う程度の差はあれ、こういう人たちは残念ながら反省して変わることはありません。相手から「エネルギーを奪うことで何かを容易に得る」ことに慣れきってしまっており、その安楽さと欲は底無しだからです。更にやっかいなのは、自分が相手から運やエネルギーを奪っている、という自覚がありません(一部、自覚ありありで意図的にやっている場合もあるので、これはまたどこか別の記事で。)。

これを「許す」ということは、自分の貴重なエネルギーを好きなだけ搾取させて、自分の幸運をないがしろにする、ということになるのです。

これは運やエネルギーを奪われる本人だけではなく、その他のフローマスターを犠牲にすることになったり、コミュニティ全体が善い運気で充満しているところに、突然運気の低迷がもたらされてあっという間に組織自体が解体してしまったりする危険性をはらんでいます。

(実際に「エネルギーを奪う人」はデストロイヤー(破壊者)であったりします!彼らの利己的な搾取で、良い人間関係の環に亀裂が入ったり、優秀なプロジェクトがことごとく破壊されていたりします)

運やエネルギーを奪う人達というのは、何もエネルギーで満たされているような個人ばかりを狙うわけではないからです。彼らはとにかく、エネルギーがあるところから容赦なく奪っていきます。

こうした「奪う人」たちから上手に距離をとりつつ、どんどん「幸運の循環」で自分も周囲も満たしていける、本物の「フローマスター」を目指していきましょう。

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ジャミ―ロ

ジャミ―ロ

『運は自分でコントロールできる!!』ことを証明すべく「運を科学的に捉えてみる」という研究活動をしてきた「運の研究家」。「意味のある幸運な偶然の一致」をテーマに、フローやシンクロニシティ、プランド・ハプンスタンス理論といった、誰もが幸運の流れにのってハッピーに生きる方法を、20年にわたって研究中。

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